(社)東京都トラック協会青年部ネットワーク
 


2012年(平成24年)5月29日
春号 No.58
(社)東京都トラック協会青年部発行
編集者 村山 浩一
東京都新宿区四谷三丁目1−8
TEL.03−3359−4137
FAX.03−3359−6020
URL  http://www.ttas.jp/

 
2年間本当にありがとうございました!

本部長 佐久間 恒好

 

 昨年末より続いた厳しい寒さのもと、東日本大震災から1年を迎えたこの春。そして気が付けば、すでに初夏の香りでいっぱいの中、各地で異常気象が観測され、将来への不安が高まる環境に拍車をかけています。環境問題は、出来ることから「すぐに始める」ことが重要。将来、私達の子供たちが幸せな日々が送れる日本、世界であって欲しい…、ただそれだけです。

 さて、トラック業界におかれても、同じことが言えるのではないでしょうか?自社の発展は個々が抱える問題でありますが、あらゆる業界がある中で、トラック輸送という括りの中では、ライバルではなく「仲間」です。トラック協会を通じて、各社にとって有益な研修、業界として重要な勉強会、或いは、業界ルールの改善要望など・・・、この業界が発展していく為に挙げたらきりがないくらい活用できる団体、言い換えれば、活用しなければいけない団体だと思います。更に東ト協は、ロジスティクス研究会、女性部、そして青年部の三組織が、しっかり連携している素晴らしい組織です。「青年部は現役世代、まだまだ現場が…」という声を耳にすることもあり、人手不足の中でなかなか時間が取れない環境は理解できます。どうか、環境が整い次第、公私ともに「得」となることを、積極的に取りに来てほしいと思います。自分たちが「今」出来ること、もう一度考えてみませんか。

 全国、関東の中でも大役を担う、東京都トラック協会青年部本部長にご拝命いただき、早いもので2年の月日が経過しようとしております。この間、本当に多くの皆様方に支えられ、今日までどうにか過ごして参ることができました。私自身の人生観として、「(幸せを感じること)−(辛いこと)=1」、それでいいのだと常々思っています。苦しい岐路に立たされ、その先へ進む道を切り開いた時、自分の存在価値を再確認できる、そんなことも沢山経験させて頂きました。皆様方に於かれましても、会社を経営する以上、そういった経験はとても重要だと思います。「青年部」は、公私ともに、将来に向かっていくうえでの大切な通過地点です。是非、この組織が活性化し、業界として更に必要とされるように成長してほしい、そう願っております。6月6日の通常総会にて、目に見えぬバトン、しっかりと継がせていただきます。

 至らぬことも多く、多々ご迷惑をお掛け致しましたこと、この場をお借りいたしまして心より深くお詫び申し上げます。そして、2年間お世話になりました皆様方に、心から感謝の気持ちを込めて・・・本当にありがとうございました!
 

◇品川支部

 新緑が目に鮮やかに映る、今日この頃になりました。
品川支部青年部として、今年度も、勉強会、交流会、ボランティア等を実施し、頑張って行きたいと思っております。

 さて、3月10日(土)、毎年恒例となる、港支部、大田支部、品川支部の3支部青年部の合同交流会を開催しました。今回で、早くも5回目の開催となり、港支部、大田支部の皆さんの顔、名前を、かなり覚えることができました。交流会も和やかに和気あいあいと開催することができ、いろいろ勉強にもなり、そして意見交換もでき、貴重な時間となりました。これからも継続して、こういう場を大切にしたいと感じました。また、他支部の皆さんとの交流会もできたら良いなと思っておりますのでよろしくお願いします。

情報通信員 花井 豊(有)花井運送店

 

◇杉並支部

 我々、杉並支部青年部は、運動不足解消のため、各自でランニングを行い、日頃の運動の成果の発揮と業界アピールも兼ねて、2月26日(日)に開催された東京マラソンに出走いたしました。マラソン当日は天気も良く、絶好のマラソン日和でした。 コースは東京都庁をスタートし、靖国通り、外堀通りを走り皇居、東京タワーを見ながら品川でUターンをし、日比谷で中間地点になり、銀座、日本橋を走り抜け、浅草から銀座に向かい晴海通りから築地、東雲、そしてゴールの東京ビックサイトと東京都心を満喫できるコースとなっておりました。私の結果としては、中間地点を過ぎ、日本橋を過ぎた25キロ地点で無念のタイムアップとなってしまいました。残念な結果ではありましたが、普段、仕事で使わせてもらっている東京都心の公道を走る爽快感は、東京マラソンでしか味わえません。杉並支部青年部は、来年もエントリーいたします。皆様もフルマラソンは難しくとも、10kmマラソンもありますのでいかかでしょうか。

 また、5月6日(日)には、杉並区わんぱく子供相撲大会が、荻窪タウンセブンの屋上広場にて盛大に開催されました。地元の子供達のために、我々青年部もお手伝いに行ってまいりました。大会当日は五月晴れの中、区内小学生の白熱した取り組みにより場内は大盛り上がりをみせ、終始熱気に包まれ、大変素晴らしい大会となりました。高学年の優勝者は6月に行われる東京都大会に出場し、さらに勝ち進めば、両国国技館で全国大会という大きな大会に参加できます。杉並の子供達!全国目指して頑張って下さい!

 なお、同日午後1時頃茨城県、栃木県で竜巻が発生いたしました。つくば市北条地区は筑波山の麓で田園畑が広がる、のどかな地区ですが、家は飛ばされ、電柱はなぎ倒され、甚大な被害が出ました。去年、大地震が発生して以降、津波、原発事故等、大きな災害が次々と襲ってきます。我々青年部も多方面の方々と連携協力し、被災地支援等をできればと思っております。
松岡 陽文 松岡梱包商事(株)
 

◇文京支部

 23年度は文京支部青年部単独での活動ができず、第5・第6ブロックの青年部が合同で実施している献血活動に参加するだけとなってしまいました。私自身が支部活動に力を入れなかった事が原因ですが、24年度は新しく堀内運送の堀内さんが青年部長になりますので、堀内さんと共に支部活動を活発化させるべく、会員が参加しやすい時間帯や曜日を考え、興味を持ってもらえるような研修内容や活動を企画して、一人でも多くの会員に参加していただける事業を行いたいと思っています。

  また、現在、文京支部青年部の会員数は12名ですが、年々平均年齢が上がってきております。この平均年齢を落とすべく、新しい会員を増やしていかなくてはならないと思っておりますので、会員増強にも力を入れていきたいと考えております。
青年部長 武井 一憲 (有)武井物流
 

◇北支部

 皆様、こんにちは。北支部青年部長の渡辺です。今年で何期目の部長職でしょうか、自分の記憶も定かではありません。ロジ研の松本氏には「生きた化石」と呼ばれていますが、長きに渡り部長職を務めているのは、それなりに理由があるからで…。もちろん魅力的な青年部を作れない自分自身の不甲斐なさが一番の原因とは思いますが、期待していた後任の者が突然事業を廃業したりと不運も重なりました。人材不足もひとつです。親会の会員数減少は当然青年部にも影響してきます。支部によっては、会員数の格差がますます広がっていくように見えます。また、二代目がいらっしゃる会社でも、青年部には入会されないところもあります。これは社長が支部活動をしている関係で、二代目の方が会社を空けて青年部活動をすることがなかなか難しいという現状もあるからのようです。何か抜本的な解決策はないでしょうか?このままだと、会員数が少なく、活動ができていない支部青年部が増えて、本部活動にも支障が出てくるのではないでしょうか。折しも、この原稿を執筆中にこんなニュースを見ました。

  「日本高校野球連盟は24日に大阪市内で理事会を開き、部員数が9人未満の2校以上による連合チームの公式戦参加を認める特別措置を決めた。同一都道府県内の学校同士のチームに限られ、今夏の全国選手権地方大会から参加が可能となる。」こういったことが、これからの青年部活動にも応用できないでしょうか。本部執行部にもご一考いただきたく、投稿させていただきました。よろしくお願い申し上げます。
青年部長 渡辺 高志 共成運輸(株)
 

◇荒川支部

 大型連休も終わり、1年の内でも過ごしやすい季節を迎えるはずが、先日、北関東で大型の竜巻が発生し、昨年に続き自然の猛威を見せつけられました。東日本大震災から1年以上経過し、自分の中で震災が風化していないか、あの時の想いが薄らいでいないか考えさせられました。

 さて、荒川支部青年部の活動は、6月15日(金)の総会と研修会から今年度の事業が開始されます。研修会は、三菱ふそうトラックバス(株)から講師を派遣していただき、メーカー・販売会社の立場から「トラック事業の今後の動向」をテーマに講演していただきます。6月30日(土)には、恒例の「三組織主催懇親ボウリング大会」を行います。毎年、会員家族も多く参加し、仕事の時とは違う家族の姿などが見られ、とても楽しい行事です。また、7月以降も様々な事業を予定していますが、青年部会員で一致協力し、事業に取り組んでいきたいと思います。

  最後に、最近、悲惨な交通事故が続けざまに発生しています。特に小学生の死傷事故は、子育て世代の青年部会員にとって他人事ではなく、ご遺族や被害者のご両親には本当に無念でならないだろうと思います。我々、運送を生業とするものとしては、業務上の交通安全のみならず、日常の交通安全もより一層心掛けなければと誓う次第です。
情報通信員 渡邉 康朗 (有)丸仲運輸
 

◇三組織合同セミナーに参加して

 2月8日(水)に明治記念館において、三組織合同によるセミナーが開催されました。今回はNPO法人ジャパンハート代表であります、小児外科医師の吉岡秀人氏を講師にお招きし、ミャンマーでの活動や震災を機に、石巻に開設したこどもクリニックでの取り組み等をお話しいただきました。吉岡氏といえば、海外での活動がテレビでも放映されるなどが知られておりますが、今回は別の視点から書かせていただきます。

 こどもクリニック開設にあたり、法律が足かせになったり、周囲の医院からの異議申し立てなど、複雑な事情が絡み、困難な道のりであったと聞きました。阪神大震災で医療に対する受け入れが難航した事が、15年以上経って尚、スムーズに行われない。一体、なぜここまで遅く、一体、誰の目線でこういう取り決めをしているのだろうか。患者の目線ではないことは確かなようだ。

 吉岡氏の言葉で、一番感銘を受けたのは、『あなたが、正しいと思う事をしなさい』という言葉である。氏は時々、こういった質問を受けるそうだ。「アフリカではたった50円の薬で一人の命が助かるのに、どうして、日本では一人の子どもに何百万もかけるのですか?」皆さんは、どう思いますか?氏はこの質問に対してこう答えている。「あなたの友人の子供が難病にかかり、大金が必要だと言っている。その友人に、そのお金があればアフリカの人達が何万人救えるよと言えますか?」と。命は大切だ、という事は誰もが知っている。しかし、どうするかを決めるのは自分自身なのだ。何百万円かかっても、ひとりの子どもを助けたかったら、それをする。同じお金を使って何万人のアフリカの子どもを助けたかったら、そうする。自分の人生で導き出された価値観や考えは人それぞれである。その全ての人が正しい、と思える物はおそらくないであろう。みんながそうするから私もやる。みんなが美味いと言うからこの店は美味い。報道に踊らされ、判断する事を忘れてはいないか。真実を見極め、自分を信じ、正しいと思える事に向かって道を切り拓く事こそ、これからの日本を生き抜く術ではないだろうか。

  最後に、微力ながら今後もジャパンハートの取り組みを支援していこうと思っています。
新宿支部青年部 渡辺 良祐 七福運送(株)
 

◇東京マラソンを完走して

 

 2月26日(日)、国内最大級のマラソン大会である『東京マラソン2012』に参加をさせていただきました。元々体力には、まるで自信が無く、また、運動に関しては、めっぽう音痴な私でしたが、青年部の後輩をはじめ、先輩の方々からも熱い勧誘を受け、参加を決意することとなりました。

 当初、後輩からの話では『感動を覚える・・・』とか『一生に一度くらいは・・・』などの言葉で勧めを受けても、少々の好奇心が芽生える程度にしかならなかったため、正直、エントリー自体も乗り気ではありませんでした。そのような気持ちの一方で、新聞やテレビ等を見ると、昨年発生した東日本大震災に関する悲惨な報道は、1年程度が経っても日々尽きる事がなく、特に、度々登場する『絆』という言葉を見たり、聞いたりすると、『今いったい私には何が出来るんだろう』と言う歯痒い想いで過ごす毎日でした。

 

■ユニフォームには「絆」の文字

 そんな矢先に、東ト協から参加するランナーが着用するユニフォームのデザインが紹介され、その背面には大きく『絆』の文字が描かれておりました。その時私は、その『絆』の文字に魅せられ、一気に熱意が沸いてきて、『出るからには絶対、皆と共に完走を達成しよう』と思いました。今振り返ると、この時点で私は、ひとつの成長を遂げたのだと思います。『人の勧めから嫌々取り組むことになった事でも、捕らえ方や見方を変えることで、やる気になれることもある』ということを実感しました。この考え方は今も仕事の上で、困難な状況になったときにも非常に生かされております。

 

■マラソンの魅力に気づく

 とは言うものの、当初は、『完走出来ない可能性もあるし、恥ずかしいから他人に言うのもやめよう』と思いながら、こそこそと近所のジムに通い出したのですが、普段何もしない人間だからでしょうか? 思いのほか、人の目には止まるもので、すぐに、私のジム通いは噂話となり、家族を通じて、私の東京マラソン出場は近所中に広まっていました。元々近所付き合いが友好的なこともありましたが、その後は、皆の熱い期待とプレッシャーの嵐でした。また、マラソン好きな世帯もあり、何度応募しても落選をされている方からは非常に羨ましがられました。

 この時、二つ目の気付きがありました。『何?マラソンってそんなにすごいの?普段の達成感では味わえない何かがあるんだろうか?』そう思った時、『人にはそれぞれの価値観があるが、皆からほぼ共通の価値観で期待をかけられた時、自然と応えて見たくなる気が起きる』と感じました。これが『自分のためにではなく皆のために』と思えた瞬間です。それ以来、自分でも信じられないほどの練習に励み、いつの間にか週一回は10kmほどの距離を普通に走れるようになっていました。

 

■BGM効果で気分上々!

 そして、月日は流れ、本番1ヶ月ほど前のこと、今度は子供達を通じて、学校にも広まっており、子供達の友達のご父母の方々から、応援メールが届くようになっていました。子供達や妻からも『お父さん頑張ってね』と毎日声援をもらうようになり、子供と共に練習をしたり『お父さんのことを学校で自慢しているんだ』と言う言葉など、いつのまにか『家族の絆』も深まっていきました。これまで仕事の都合もあって、なかなか子供の手本になれずにきましたが、これもまた初めての経験でした。

 そんなある日、長男の聞いていたアニメ『イナズマイレブン』の比較的古い主題歌で、『絆』の歌詞が多様されている曲を思い出し、それをBGMにして練習を始めるようになりました。今までは、さらっと聞き流していた曲でしたが、テンポ・歌詞共に非常にマッチしていて、何度聞いても飽きず、とてもアニメの主題歌とは思えないほどのモチベーションを与えてくれる曲に遭遇したのです。それ以来、毎日同じBGMをリピートで聞くことで、不思議と自分のペースができ上がってきました。

 ここでまた一つの気付きです。『歌は音で聴くより、歌詞で聴く方が深い』ことを知りました。このように、様々な想いや経験をしながら、いよいよ本番当日を迎えました。

 

■辛く長い道のりも無事完走

 当日は、コンディションは抜群でしたが、スタートから、ただひたすら執念で一定ペースを保ち、たくさんの仲間の言葉を受け、とにかく『絶対完走』だけを目指して、闇雲に突き進みました。そして順調なペースは20km地点で終止符を打ち、そこからは歩く、走るを繰り返して、なんとか30km地点、それ以降は、あまりに辛すぎて説明できる記憶はほとんどありませんが、最後の最後のコーナーで息子達に出会い、死ぬ気で歩き続けて、何とか完走(歩)をする事が出来ました。

 ゴールした後は体中が痛く、非常に辛かったのですが、家族に会った時の『おめでとう』の言葉には感動というよりも、癒しを感じました。そのまま家族の手を借りながら、電車に乗って、やっとの思いで帰宅すると、近所の皆さんが、私を待っており、盛大に祝してくれました。

 

■一生忘れない素晴らしい経験

 ここまでお読みいただいて、既にお気づきかと思いますが、私は本番の感想を殆ど述べておりません。今回の経験では、『自分自身が参加して感じる感動より、周りの期待に支えられ、応える喜びの方が何倍も張り合いがある』ということを痛感したため、その想いの部分を中心に記載させていただきました。

 このマラソンを通じて、家族や仲間との絆を感じたのはもちろんのことですが、『些細なきっかけから始まり、今まで忘れていた必要な何かを思い出し、みんなからの期待のために、精一杯身体を張って応える・・・』こんなに素晴らしいことを経験したのは人生で初めてでした。この記憶は、絶対に忘れることなく、また、誰かに引継げるように、先日趣味で始めたのですが、思い出の情報として、メモリアルDVDを作成してみました。素人の製作ではありますが、前述したBGMを活用し、何気に満足の行く仕上がりとなり、東ト協から参加された方々からも大変好評をいただきました。

 最後になりますが、今回勉強させていただいた、『自分のためにではなく、人のために何が出来るか』という考え方を現在も日々の仕事への取り組み方に生かしている次第であります。先々の我が社の発展 = 僅かでも社会のお役にたてれば幸い・・・と願っております。

  この度は、本当に自分磨きの勉強となり、様々な体験と気付きによる学びがありました。このような機会を与えてくれた方々に心より感謝申し上げます。

多摩支部青年部

                            古田 寛樹 (株)コダ運輸